古い機械は怖いと思った話Part2

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導入

仕事の中には、古い設備を触らなければならなかったりすることがあります。

古い設備はいろいろとガタが来ていることも少なくなく、触るとトラブルに発展することもしばしば。

今回はそんなお話の一つとなります。

 

古い機器のメンテナンス依頼があった

ある日、携帯電話に一本の電話がかかってきました。

電話に出ると、とあるお客さん。

社交辞令もそこそこに、すぐに本題に入るお客さん。

「なんか設備が調子悪くてさあ、見てくれないかな?」

修理依頼のお話でした。

普段からこうした話はよくある光景だったので、受諾して現地に向かうことになりました。

こうした修理業務も仕事の一環だったんですよね。

 

現地に赴く

お客さんからのご依頼にこたえるため、車で現地に行くことになりました。

現地までは車で少しかかりましてね。

2時間程度の道のり。

自分で車を運転にしながら、様々なケースを考えます。

結果から察するにあそこが悪いかも?もしかしたらあっちかも?

そんなことを考えつつ運転をしていると、2時間もそんなに苦痛ではなくて。

現地に到着し、車を駐車場に入れお客さんの待つお店へ向かうのでした。



現着すると古い機械

現着し現地の状況を見させていただくと、設備としてはかなり古いものであることがわかりました。

今回の修理依頼があった設備は、いくつかの機器から構成されるシステムとなっています。

最近導入した機器もあれば、古いままの機器もある。

新旧混じったシステムになっていたんですよね。

中にはうちの会社のものではない社外品もついています。

まずこうしたシステムになっている場合は、どれが悪いのか切り分けを行っていきます。

一つ一つ機器が正常に動作しているのか確認していくわけです。

最初はそれを行おうと、作業を始めることになりました。

 

社外品の電源を切った

一つ一つの結果を得るため、機器の電源を切ったり入れたりという作業を行いました。

うちの製品は問題なく動いている。

すると疑われるのは社外品。

一度この時点で結果をお客さんに報告しておくことにしました。

私「うちの機器は問題ないようです」

お客さん「そうなんだ、とりあえず直してほしいんだけどできる?」

私「うちの会社のものではない製品がダメみたいで・・・」

お客さん「それ何とかならない?」

私「どれが悪いという切り分けくらいならできると思いますが」

お客さん「じゃあお願いしていい?」

私「わかりました、やってみます。ただ何かあっても責任は取れません」

お客さん「やってみて」

こうして社外品の機器をいじることになったのでした。

 

社外品の電源が入らなくなった

社内品を評価したときと同じように、社外品の電源を切ることになりました。

電源を切り、機器そのものの性能テストをする算段です。

しかし・・・電源を再投入したところ、電源が入らなくなってしまいました。

古い機器だったので、もう寿命だったのかもしれません。

どうやらトラブルの原因になっていたのもこの機器。

しかし、私が触ったからなったんだ!と言われる可能性もありました。

どうしようかと一考した結果、お客さんにありのまま説明することに。



お客さんに説明

事の顛末をお客さんに説明することにした私。

私「すみません、この機器なんですが電源を切ったら電源が入らなくなりました」

お客さん「ええええ、そんなことあるんだ」

私「もしかしたらこの機器が不良かもしれません」

お客さん「ふむふむ。じゃあこれ交換してもらえる?」

私「結構ですが、これは今持っていないので後日でもよろしいですか?」

お客さん「いいよ、いつこれそう?」

私「納期確認してからまたご連絡します」

お客さん「了解」

さすがに事前に責任が持てないと説明していたので、怒られることはありませんでした。

 

後日変わりの機器を納品

それから少しの期間を置いて、代わりとなる新しい機器を設置するために再度訪問。

機器を交換すると見事に直り、システムが正常稼働するのでした。

結果、電源が入らなくなってしまった機器が悪かったということになり、そのままお客さんにも説明。

無事システムが稼働していることを確認したお客さんも納得していただけたご様子。

ありがとう!と声を掛けて頂き、今回の仕事は終了することとなりました。

 

古い機械は怖い

今回のケースのように、古い機械の電源を切ったら、電源が入らなくなったというのは比較的頻繁にあるケースです。

私も何度か経験しており、触る前には必ずお客さんに一言断ってから作業するようになりました。

「万が一そういうこともあり得る」と事前に説明することで、後の判断をお客さんにゆだねる。

それでもやる!ということであればやらせて頂きますし、それは無理!と言われれば手を付けられない。

保険を掛けているみたいになっちゃいますが、こちらのせいにされることを考えれば防衛手段としてやっておくべきことかなと。

古い機械はいろいろなトラブルがあるので、未だに怖いなあと思っています。

今までもこれからも、それは変わることがない。

 



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